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 お笑いやバラエティ番組がどこかの企業や工場などに取材に行く時の縁者と受け入れ社員との温度差のような物に違和感を感じることがある。
 そういう番組はこういう風に進むだろう。
 番組側からはお笑いコンビなどが出向く。番組の盛り上げを考えてそのお笑いコンビはテンション高くして悪ふざけのようなお笑いも混ぜる。
 一方、受け入れ側の企業や工場側の社員はお笑いのテンションなんて知らないし日々まじめに職務に取り組んでいる訳だ。ふざけたことなんてしたらそれこそ怒られるかも知れないから、それこそ皆ピシッとしてる。
 こういう2者が交わった時に視聴者側には違和感を感じるのだ。
 収録中芸人側は番組の笑いや盛り上がりを意識して日々まじめに仕事に取り組んでいる社員に絡んだり、おどけたりする。社員側からしてみたらテレビ局の論理なんて知らないから「何この人達ふざけているんだ」と受け止め得るだろうし、「ちょっとしたふざけた発言でも社の宣伝の為には我慢しなきゃならない」といった心境からか苦笑いをしつつやんわりと受け流す。
 この両者の思いの違いが映像としてハッキリと見えてきた時に、視聴者の一人である私には違和感を感じるし、芸人側に対して「テンション下げろよ」と思ってしまう。